ゲラなおし、著者校正って何?

 今日は『おた☆こい3(仮)』のゲラをやっていて、150ページまで終わりました。だいたい半分くらいですね。

 ゲラとは何かといえばgalleyの略のこと……と言ってもよくわからないと思うので(僕もよくわかりません)、簡単にいえば、販売される小説の体裁にしたものを印刷した紙の束のことです。この時点でぷちぱら文庫なら、40文字x17行。一迅社文庫なら42文字x17行の形式になっています。フォントも販売されている小説そのままです。

 そこには編集者さんや校正さんの手によって、誤植や、作品に対してのツッコミが、赤い文字で書かれています(場合によってはシャープペンシルで書かれていることもあります)。これを赤字といいます。

 それを見ながら仕上げ作業をするのが、著者校正やら、ゲラなおしと言われる作業のことです。これが終われば、作者の仕事は殆ど終わりになります。あとはなおしの確認くらいです(場合によっては二校、三校と校正を繰り返すこともありますが、だいたい二校くらいまでだと思います)。他の作家さんもはどれくらいかけているのかよくわかりませんが、僕は一時間で三十枚くらいのペースでゲラをやります。だいたい一冊を、二~三日くらいで終わらせます。

 ということで、『おた☆こい3(仮)』の僕の作業は明日には終わりそうです。読み直してみると、思っていたよりも面白い作品になっていました。この作品で『おた☆こい』シリーズは一段落となります(書きたくなったらまた書くかもしれません)が、ぜひぜひよろしくお願いいたします。

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